
西日本屈指と言われる「西国3社参り」
和歌山では、日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)と伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)、そして竈山神社(かまやまじんじゃ)の3社をお参りするのが、古くからの習わしとしてあるそうです。
まず第1弾は「日前神宮・國懸神宮」へ。
午前中、雨の大阪を出発し道中ずっと雨だったのですが神社に近づくほど雨が小雨になり。
到着時には雨は上がっていました。
駐車場に車を入れると管理のおじさんが「雨で足元悪いから気を付けて歩いてね」とお声をかけて頂きました。
優しいなぁ~

鳥居をくぐり、手水舎で清めたところで神職の方と巫女さんに遭遇。
なんと、これから御祈祷が始まるようです。
御祈祷の太鼓の音を聞きながら先に進むと。。。
まるで森の中を歩いてるような感覚。

どっち行ったら良いの?とさまよってたら立札を発見。
右に行ったら「國懸神宮」、左に行ったら「日前神宮」。
2社並んでいるのかと思ったら、何気に離れてるのね。

森の中にひっそりとたたずんでるかのように。
しかし、立派な神社。
ここでなんと、小銭入れを紛失?
お賽銭用に小銭を多く用意して入れてたのだけど、その小銭入れがない!
うそ~!と思いながらも、崩したばかりの1,000円札を。。。
実は、ないと思ってた小銭入れ。
車に戻って、もう1度確かめるとちゃんとバッグの中にあったんだよね。
神様がお札をご所望だったのかな?

國懸神宮から木々の中をあるいて日前神宮へと向かいます。
本当にこちらの神社は森林浴をしてるような。
気持ちの良い空間の中を歩いていきます。
少し前まで雨が降ってたはずなのに、それを感じさせない水はけの良い砂利道(笑)
本当に気持ちいいので、3社参りで多くの方が訪れるのってわかりますね。

日前神宮。
こちらの相殿にお祭りされてる思兼命(おもいかねのみこと)様は天照大神が天岩戸にお隠れになった時。
諸々の神様に、知恵を授けて岩戸より大神さまにお出ましいただいたおかげで、世の中は再び太陽の恵みを受けられるようになった。
この思兼命様の知恵を仰ぎ尊び古くから知恵の神様・学問の神様として深く崇められてるそうです。
ご祭神
日前神宮
☆主祭神
・日前大神 (ひのくまのおおかみ) -日像鏡(ひがたのかがみ)を神体とする。
☆相殿神
・思兼命(おもいかねのみこと)
・石凝姥命(いしこりどめのみこと)
國懸神宮
☆主祭神
・國懸大神 (くにかかすのおおかみ) -日矛鏡(ひぼこのかがみ)を神体とする。
☆相殿神
・玉祖命(たまのやのみこと)
・明立天御影命(あけたつあめのみかげのみこと)
・鈿女命(うづめのみこと)
*日像鏡(ひがたのかがみ)・日矛鏡(ひぼこのかがみ)は、三種の神器である八咫鏡(やたのかがみ)に先立って造った鏡とされるため伊勢神宮内宮の神宝である八咫鏡と同等のものとされる